防災の日

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](195)9/1
防災の日

 大正12年(1923年)9月1日午前11時58分、関東地方を大地震が襲った。死者、行方不明者は10万人を超えたという。正確な人数は、142,800人とも105,000人だったともいわれている。いずれにしても未曾有の大惨事であった。

 この地震では、揺れによる直接の被害はもちろん、そのあと発生した火災が被害をさらに大きくした。この当時は燃料が薪や炭であったこと、地震発生時刻がちょうどお昼の時間帯に当たっていたことが火災の多発につながったようだ。全焼家屋は、実に212,000戸にも及んだという。

 「地震発生―すぐ消火」、はこのときのことが教訓になっているようだ。もっとも、最近では、揺れているときに火に近づくのはかえって危険ということで、身を守ることを優先するよう指導されている。
近所のスーパーでは、さっそく防災用品が山積みされていた。非常持ち出し袋、懐中電灯、ロウソクにマッチ、それに非常食や飲料水などなど・・・。

 備えあれば憂いなしというが、いつ来るかわからない非常時のためにたくさん買い揃えておくのも大変である。たとえ用意万端整えてあっても、定期的にメンテナンスしておかないと、いざという時に役に立たないことになる。

 そういえば、わが家の消火器も錆びついたままである。