ねんきん特別便

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[風を感じ、ときを想う日記](165)5/9
ねんきん特別便

 忘れたころにやってきた。ねんきん特別便である。「社会保険庁でわかっているあなたの年金記録は表のとおりです。『もれ』や『間違い』がないか、十分にお確かめください。ある場合も、ない場合も、必ずご回答をお願いします。」「・・少しでもご心配のある方は、社会保険事務所にお問い合わせください。」

 表には加入記録が一覧になって記載されていた。少しでも増えるのではないかと、期待を込めて確かめてみたが記録に間違いはなかった。ただ、加入月数が1ヵ月分少なくカウントされているので、電話で確かめてみた。

 私の場合、4月1日入社、4百何十ヵ月後のある月の29日退社となっているが、最後の月がカウントされていなかった。さっそく電話で確かめたところ、保険料の支払い月数と加入月数は同じになる。保険料は前月分を当月払っていたので、在社月数より1ヵ月分少ない数となるということであった。

 保険料の支払い月数と加入月数が両建てなら、異論を唱える余地はない。さっそく「間違いなし」に○をつけて返信した。それにしても、この膨大な手間と費用も、結局はわれらの負担になるのだろうか。

 誰でも、自分の仕事とその結果には少なからず誇りをもっているはずである。しかし社会保険庁の職員からは、そのかけらも感じとることができない。