みどりの日

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](163)5/4
みどりの日

 今日5月4日はみどりの日国民の祝日である。先日の昭和の日を迎えたとき、「アレッ、今日はみどりの日ではなかったの?」と勘違いしてしまった。
 
 4月29日は、昭和天皇崩御された1989年に、天皇誕生日からみどりの日に改称されその主旨も改められた。そしてそのみどりの日は、2007年から昭和の日と呼ばれるようになった。
 
 このとき、5月4日を新たに祝日にすることもきまった。5月3日の憲法記念日と5月5日の子供の日の谷を埋め、おおっぴらに休めるようにするためである。名称は、ちょうど空きとなったみどりの日をあてることにした。

 あたかも、5月初旬は木々が芽吹き、みどりの最も美しい時期である。落葉樹は、裸の小枝を黄緑色の新芽で一気に包み込む。常緑樹は、新芽を吹き出しながら一方で古い葉をふるい落としていく。
 
 柔道の、シドニーオリンピックの金メダリスト井上康生選手が引退を決めた。こちらも、新しい芽に押されての世代交代である。

 その一方、テニス界の逆世代交代には複雑な思いをさせられる。伊達公子選手の11年ぶりの復帰と大活躍には、ただただ驚嘆するばかりである。しかし、これは新芽がうまく育っていないことの証であり失望を禁じえない。