春一番

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](143)2/24
春一番

 昨日土曜日は、全国的に春一番が吹き荒れた。東京都心で風速27、9メートル、青森県深浦町では32、2メートルを記録したという。

 首都圏では電車が止まり、看板や仮設の足場が吹き飛ばされたという。死者こそ出なかったが、けが人は多数に上ったということだ。そういえば、午前中カメラに収めた近所のあの早咲きの桜は、午後の強風に吹き飛ばされることはなかっただろうか。

 春一番とは、立春から春分までに吹く強い南風のことをいう。これが吹き荒れると、やっと春が来たという実感がわいてくる。しかし、翌日には一転して寒気に覆われることが多いという。今年もその例に漏れないようで、今日日曜日は真冬に逆戻りしてしまったようだ。

 そういえば、今年の冬はかなり寒かったのではなかろうか。季節も数日ずれ込んでいるように感じられる。昨年の私のブログを開いてみると、2月25日には富士見坂の河津桜が満開になったと記述している。さらに翌26日には、黄色いミモザが見頃であるとも書いている。

 昨年の夏は異常に暑かったように記憶している。この数日のずれが、気象正常化の前触れであればさいわいである。