大寒

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[風を感じ、ときを想う日記](138)1/21
大寒

 冬至から1ヵ月、日没時間は20数分遅くなった。日暮れの一番早かった12月上旬に比べると、30分近くも繰り下がったことになる。それにひきかえ、日の出はいまも遅いままである。

 日照時間が少しずつ延びているとはいえ、朝がいつまでも暗いというのはやはり侘しいものだ。おまけに、1年でももっとも寒い時期と重なると、わびしさもひとしおである。

 今日21日は、二十四節気でいう大寒に当る。これから立春にかけての2週間が、寒さの底になるはずだ。昨夜の天気予報でも、南岸で発達した低気圧が、明日は東日本に大雪を降らせるかもしれないといっていた。

 週明けは、雪の中を買い物に行かなくても済むようにと、準備万端今日の遅い夜明けを待った。しかし、朝のテレビニュースには、大雪で立ち往生している場面などまったく見られなかった。期待は失望に変わった・・などという大げさなものではないにしても、なにかほっとするような、それ以上にがっかりするような大寒の夜明けであった。

 これからは、日の出も毎日1分くらいずつ早くなっていく。光は日ましに明るさを取り戻し、寒さももうすぐ緩みはじめるはずである。