とうじ

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[風を感じ、ときを想う日記](134)12/23
とうじ

 昨日は、午前中の割合早い時間に近所のスーパーを覗いてみた。土曜日に特売日が重なったためか、すでに結構な賑わいを見せていた。正面玄関の一番目立つ場所には、柚子とカボチャがたくさん並べられていた。売り子は、「冬至の日に柚子湯に入ると、湯治の効果は抜群だよ」、「今日、カボチャを食べると中風にならないよ」などと声を張り上げていた。

 昨日は、二十四節気でいう冬至にあたっていた。正午の太陽の位置が最も低い日、正午の影の長さが最も長い日である。一般的には、一年で昼間の一番短い日、夜の一番長い日といわれている。ただ、日の出、日の入りの時間は通常の概念からは少しずれる。日の出がもっとも遅くなるのはこれより半月くらい後になり、日の入りがもっとも早くなるのは半月くらい前になるそうだ。

 この日は、太陽から届くエネルギーが一年で一番少ないので、理屈からいえば最も寒くなるはずである。しかし、地球が暖まったり冷えたりするには1ヵ月以上の時間差がある。このため、寒さはこれからが本番となる。

 これからどんどん寒くなってくるとはいっても、日照時間が延び太陽の輝きが戻ってくるのは嬉しい。季節はいよいよ上り調子に向かう。

冬至の記事は、2006年12月26日付、エッセイ第154号(24ページ)も参照ください)