会社のOB会

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[風を感じ、ときを想う日記](126)11/11
会社のOB会

 今年は、立冬になってもちっともそれらしくない。3日前の日記でこんな感想を書いた。ところが、2日後の昨日は、あまり気温が上がらず雨まで降って肌寒い一日となった。やはり、冬はついそこまでやってきているようだ。

 こんな日には、家でゴロゴロしているのも悪くない。しかし、そんな時にかぎって大切な予定が入っている。以前勤めていた会社のOB会がそれである。渋谷駅に隣接するいつものホテルで、お昼を挟んで3時間くらいの予定である。雨の中、9時過ぎにはしっかりとコートを着こんで家を出た。

 会場にはいつもの顔ぶれが揃っていた。相変わらず元気に、大声ではしゃいでいる人。なにか新しい境地を見出したのか、少し若返ったように見える人。体調を崩したのだろうか、少しやつれたように感じさせる人。そして、中には癌から無事生還した人も混じっていた。

 予定時間はあっという間に過ぎた。いまは利害関係を超え、お互いなんのこだわりもない。あの人とも話したかった。あのことについても話題にしたかった。また来年に持ち越す楽しみが増えた。

 このとき配布された会員名簿は、名前が年齢順に記載されている。私の名前は66番目にあった。3年前は70番目だったので、この間に先輩が4人ばかり旅立たれたことになる。なにも急ぐことはないが、この調子でいくと一番上にくるまでにはまだ30年くらいはかかりそうだ。

 せめて、途中で脱落することのないよう気をつけたいものである。