介護事業

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[風を感じ、ときを想う日記](94)6/7
介護事業

 厚生労働省は、コムスンが介護事業所の指定を不正な手段で申請したとして、都道府県に対し2011年12月までに新規の指定や更新をしないよう通知した。

 一方、螢灰爛好鵑凌堂饉劼任△觧?然会社、グッドウィル・グループ蠅蓮▲灰爛好鵑料柑?箸髻∋渦爾諒未隆覿函日本シルバーサービス蠅7月31日付で譲渡すると公表した。指定打ち切りの、利用者への悪影響を最小限にとどめ、従業員の雇用を守るためにグループ内で事業譲渡することにしたのだそうだ。

 その結果、厚生労働省の処分は、その対象事業所が存在しないことになり、宙に浮いてしまうことになる。おまけに、同省は利用者の保護を名目に、これ以上の深追いはしないのではないかと見られている。

 たしかに、コムスンの利用者は1日あたり延べ10万人に達しているそうだから、その影響ははかりしれない。しかし、これで一件落着ということになるのだろうか。

 今回の「事業の譲渡」は、法人が違うとはいっても、実態は同一企業内で担当部署を変えただけである。おまけに、利用者と従業員を「人質」にとって行われようとしていることである。そんな手法が、本当に通用するのだろうか。

 いままで重ねられてきた不法行為はどのように始末されるのか。今後どのように再構築されていくのか。大いなる関心を持って、注意深く見守っていきたい。