雷雨のち?

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](82)3/31
雷雨のち?

 「その日」の天気予報は、一週間前からかなり気にしていた。最初は曇りの予報であった。少し近づいたころ、小さな傘マークがついた。その傘は日に日に大きくなり、前日の予報では雨のち曇りと変わった。

 その日、朝6時には目が醒めた。曇っていたが雨粒らしいものは見えなかった。このまま前線が通り過ぎてくれたらいいのに、と思いながら支度にかかった。ふと外を見ると、アスファルトが濡れている。みるみる雨脚が激しくなってきた。希望は絶望に変わろうとしていた。

 前泊のその保養所でみんなが朝食についたころ、豪雨は雷を伴い疾風までつれてきた。みんな無口になった。それでも、午後には晴れるという予報に一縷の望みを託して車に分乗した。

 10分くらい走ったろうか、いつの間にか雨はやみ薄日がさしてきた。30分後、そのゴルフ場に着いたとき、空はブルーの輝きを取り戻していた。絶望は大きな喜びに変わった。これから始まるゴルフの成績がどんなに惨めなものになろうとも、この喜びを踏みにじることはできないだろう!

 こうして、半年振りの同期のゴルフ会はハッピーのうちに始まり、やや落胆のうちに終了した。昨日、箱根での一幕である。