ハクモクレン

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](75)3/5
ハクモクレン

 単に、モクレンといえば、紫色の花をつけるシモクレン(紫木蓮)のことで、白い花の種類はハクモクレン(白木蓮)というのが正しいらしい。要するに、紫木蓮が本家で、白木蓮は亜種のようである。

 私の手元にある広辞林によると、「はくもくれん(白木蓮)」・・モクレン科の落葉高木。高さ約5メートル。葉は互生し、厚い大きな倒卵形。早春、葉の伸びる前に、白い六弁の、かおりが高い大きな花が咲く。はくれんげ。

 「もくれん(木蓮・木欄)」・・モクレン科の落葉低木。中国の原産。高さ約4メートル。幹は細長く多数群生し、葉は大きく倒卵形で、裏に毛がある。早春、幹の先に大型の肉の厚い六弁の白や赤紫色の花が咲く。もくらん。・・とあった。

 いま、そのハクモクレンが満開になった。あいにく、今日3月5日は、低気圧が発達して全国的に春の大嵐になってしまった。風速30メートル近い風に、あの白い花びらが吹き飛ばされてしまうのではないかと心配でならない。

 「・・高い木にあんな大きな花が咲くなんて、まるでハスの花のようではないか・・」。昨夜、夢うつつにそんなことを考えていた。そして、ハッとした。「そうか、それで木の蓮と書くのか、それにしても迂闊だった」

 朝起きて、さっそく辞書で調べてみた。インターネットでもいろいろ検索してみた。どこにも、その説明は見出せなかった。
 まあいいか、あの花さえ無事でいてくれたら。