東京・大島郡人会

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[風を感じ、ときを想う日記](55)11/30
東京・大島郡人会

 東京・大島郡人会というのがある。同郷出身者の会である。明治35年(1902)の発足だそうだから、今年で104年目になる。通常は年1回会合を開いているが、発足当初は年複数回、戦中戦後は一時中断もあって、今回で通算123回目になるそうだ。昨夜、その東京・大島郡人会に参加してきた。
 
 東京・市ヶ谷のホテルに、会員92名、来賓14名、合わせて106名が集まった。来賓の内訳は、郷里から町長や議会議員など9名、県の東京事務所から1名、それに国会議員が4名(内1名は代理)である。

 本来は、郷里の発展を願いつつ相互の親睦をはかるのが主旨であるが、それにしてはたいそうな顔ぶれである。あの人もこの人もと挨拶が続き、それだけでたっぷり1時間はとられてしまった。郷里の発展につながる不可欠なステップかもしれないが、そのしわ寄せで懇親の時間は1時間しか残っていなかった。

 少しは料理にも手をつけたいということになれば、交流できる時間はごく限られたものになってしまう。帰り際、ロビーで簡単な挨拶を交わすのがやっとというケースもたくさん見受けられた。

 ところで、出身地と年齢構成の関係から、メンバーの中には阪神タイガースのファンが多い。当然、あの井川投手の動向にも関心が集まる。その彼を、NYヤンキースが30億円で落札したという。本来なら、「エー!30億円も?」という声が出るところだが、“60億円”のあとだけに、「アー、そんなものか」ということで終わりそうだ。

 それにしても、阪神球団はいい養殖事業をしたものだ。こんなことなら、ライバル会社の傘下に入る必要もなかったのではないか。