同窓会

[風を感じ、ときを想う日記](8)3/26
同窓会

 私が通っていた高校の同窓生は、関東地区だけで独自の同窓会組織を持っている。昨日、その幹事会が開かれた。秋に開く年次総会について、開催要領の概略をまとめるためである。

 定例議題はすんなりと決まったが、例によって在京同窓生には手にあまる大きな問題が話題に上った。過疎化により、在校生の減少に歯止めがかからないことである。このため、同窓会メンバーも先細りとなり、将来の活力低下が懸念される。もっと深刻なのは、高校そのものの統廃合が具体化に向かって動きはじめたことである。

 この強大な潮流に棹さすには、われわれの力はあまりにも小さすぎる。ここは、現実を素直に受け入れ親睦に徹することが、それなりの果実を見出すことにつながるのではなかろうか。