台風シーズン

[風を感じ、ときを想う日記](1275)8/30

台風シーズン

 

 秋に入り、二百十日が近づいてくると、どうしても台風からは逃げられなくなるようだ。立春から数えて210日目は、今年は8月31日がそれにあたる。どうしてそんな呼び方がされるようになったかわからないが、台風のもっとも確率の高い日=二百十日という呼称が定着しているようだ。そして、そのタイミングに合わせるように、10号と名付けられた台風がさっそくやってきた。

 

 その台風10号は、二百十日には数日早かったと思ったのか、九州に到着してからは時間調整でもするように移動速度を極端に落としている。おかげで、西日本は強風と豪雨にさらされっぱなしである。西日本どころか、遠く離れた中部地方や関東地方までまんべんなくその脅威にさらされっぱなしである。

 

 あと2日もすれば9月となる。やっと蒸し暑さから解放され、秋の涼風を楽しめると思っていた矢先である。しかも、今年の場合は8月8日の南海トラフ地震の次なる脅威から少しばかり解放されかけたところである。これでは、秋を楽しむどころか、息つく暇も与えてくれないことになる。どうして、大自然は私たちをゆっくりとさせてくれないのだろう。

 

 来月上旬には、白露、そしておめでたい重陽節句がやってくる。しかし、その翌日には台風第二波の確率が高いとされる二百二十日が控えている。次にやってくるのはどんな台風なのだろう。