最終週

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[風を感じ、ときを想う日記](483)12/25
最終週

 今年もあと一週間、とうとう最終週に突入した。今日のクリスマスを最後に、一年の主だった行事はあらかた去っていった。あとは、大晦日の「大祓え」と「除夜の鐘」を待つだけだ。

 今朝の天気予報では、今日は終日曇りとなっていた。ところが、朝からよく晴れわたり、気温も順調に上がっていった。そんな天気に誘われて、しばらくぶりに引地川にでも行ってみようという気になった。このところ、コマゴマとした行事が重なり、あまりまとまったウォーキングをしていなかったのだ。

 川の水量はかなり減って、鯉たちも泳ぎにくそうだった。それでも、陽光は燦々と降り注ぎ、水面をキラキラと輝かせていた。背後の傾斜地に広がる原生林は、葉が落ち、幹が透けて見えるようになっていた。そんな周囲の様子にもめげず、枝にしがみつき頑張り通している葉っぱも数多くみられた。

 その茶色く乾いた葉も、陽光に透かせばそれなりに美しく映える。自然の色は、赤や緑のようなあでやかなものだけが美しいのではないらしい。そういえば、ロウソクの光だって最後がきれいだという。茶色も、灰色もそうだが、ものにより、場所によってそれなりの美しさを発揮するようだ。

 今年はいろいろなことがありすぎた。しかし、それによって新たな希望が潰えたわけではもちろんない。新年が、幸多い年になるよう祈りたい。