メジロとのイタチごっこ

f:id:yf-fujiwara:20220226172629j:plain

f:id:yf-fujiwara:20220226172714j:plain

f:id:yf-fujiwara:20220226172758j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1097)2/26

メジロとのイタチごっこ

 

 待ちにまった春がやってきた。今日は朝からよく晴れ上がり、気温はどんどん上がっていった。風もほとんどなかった。みんなでグラウンド・ゴルフを楽しんだが、あまりにも温かくなってきたので、みな上着を脱いでプレーすることになった。今年初めて見かける心暖まる光景である。

 

 そういえば、昨日も好天だった。特別予定もなかったので、メジロの美しい姿をカメラに収めようと頑張ってみた。ちょうど、チャレンジするに相応しいポイントがあった。例年、ご近所で一番先に咲き始めるお宅のカワヅザクラである。南に面した崖の上にあって、鳥たちに警戒されなくて済むためだ。

 

 崖の高さは二階建ての屋根にも相当する。そこに植えられたサクラはさらに一階半分くらいの高さはある。腕をいっぱい上に伸ばし、さらにズームを限界まで利かせば、メジロもほどほどの大きさに写すことができる。ただし、その分レンズ先端のブレはきわめて大きい。

 

 メジロの動きは激しい。なかなかファインダーに入ってくれない。やっと捉えたと思ったら、もう別の場所に移っている。まさにイタチごっこだった。画面に捉えるだけで精一杯、顔の向きだの表情などというのは二の次、三の次だった。後でチェックしてみたら、メジロの写っていた画面が3枚だけあった。納得できるようなものではもちろんないがそれでも十分満足である。