[エッセイ 346] 巣立ち 三日前のこと、陽が西に傾きかけたころ、テレビに飽きて庭に出てみた。松の枝先では、小さなスズメが一羽さかんに鳴いていた。前日助けた雛と、鳴き声も鳴き方もそっくりだった。もしやあの雛では、と思いしばらく眺めていた。する…
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