小春日和のゴルフ

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[風を感じ、ときを想う日記](406)12/6
小春日和のゴルフ

 顔見知りの同伴プレーヤーから、「あなたは月例コンペにはよく参加するんですか?私はしばらくご無沙汰していたんですよ」と話しかけられた。私は、「秋はなにかと行事が重なり、今回も久しぶりなんですよ」と応じた。春も行事が集中し、夏は暑くてその気になれない。ホームコースの月例コンペには、なかなか参加する機会がないということで意見が一致した。

 昨日参加したホームコースの月例コンペは、温かな小春日和のなかで和やかに進行していった。雲一つない、とはこのような空のことをいうのだろうか。風もソヨとも吹いてこない。中腹まで雪化粧した富士山がすぐ間近に見える。残り少なくなった紅葉も、富士の白と鮮やかなコントラストを演出している。自分の成績の悪さを、気象条件にしたら罰の当たりそうな恵まれた一日だった。

 なぜこのような日を小春日和と呼ぶのだろう。ものの本によると、低気圧が平地に雨、高山に雪を降らせて日本の東に抜けたあと、大陸から高気圧が張り出してくる。気圧配置は西高東低型となり冷たい北風が強めに吹くが、翌日は大陸高気圧は移動性となり、風は弱まって小春日和となる。小春は、陰暦10月の別称で、太陽暦では11月から12月上旬に相当する時期である。

 かくして、師走のゴルフは穏やかな小春日和のなかでたんたんと進められた。