紅葉狩りの旅

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f:id:yf-fujiwara:20211128160925j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1077)11/28

紅葉狩りの旅

 

 群生したカエデの紅葉を楽しもうと思えば、どうしても人の手のかかった場所を訪ねることになる。おのずから、交通の便のいい公園や神社・仏閣といったところが中心となる。ただ、訪ねる機会の多い町中は避け、できることなら自然あふれる郊外や山間地を選びたい。そんなことから、今回も近畿地方の、それも都市近郊を廻る紅葉狩りツアーに参加することにした。

 

 ツアーの前半は京都市北部の郊外、そして後半は奈良県中東部の町外れを訪ねた。今回たどったルートは次の通りだった。

[亀岡から保津川沿いをトロッコ列車で嵯峨野へ]⇒[嵯峨野・嵐山]⇒[嵐山・宝厳院庭園(夜間)]⇒[京都市内泊]⇒[鞍馬山鞍馬寺]⇒[大原・三千院]⇒[伏見・伏見稲荷大社]⇒[奈良・橿原市内泊]⇒[橿原神宮]⇒[天理・長岳寺]⇒[宇陀・室生寺

 

 紅葉のタイミングはぴたりと当たった。期間中のお天気は安定しており、よく晴れ上がって温かかった。小春日和の陽光に、カエデの紅色が鮮やかに浮かび上がっていた。とくに、逆光に透けて見える紅色と緑色のコントラストは、この世のものとも思えないほど美しかった。温かかったため、宝厳院で夜間行われる紅葉のライトアップショーもゆったりと心いくまで楽しむことができた。

 

 これから、訪問した先ざきの感動的なシーンを思い出しながら、エッセイとして個別にまとめていきたいと思っている。