朝夕のテレビの楽しみ

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[風を感じ、ときを想う日記](973)7/9

朝夕のテレビの楽しみ

 

 コロナ禍で、巣ごもりを余儀なくされるようになって以来、テレビが唯一の楽しみとなった。とくに、NHKの朝の連続ドラマ「エール」と、夕方のフジテレビのニュース番組「Live News it!」を楽しみにしている。

 

 「エール」は古関祐二をモデルとしたもので、作った曲に親近感があるのはもちろんだが、物語の展開が実に面白い。つい、明日はどうなるだろうと次回を楽しみにしてしまう。「Live News」は、番組の中身云々ではなく、この日のコロナ感染者数を画面の左上に表示してくれるためだ。「今日はどれくらいまで減ったかな?」と感染者数の動向、とくに減り具合をいち早く知りたいのだ。

 

 ところが、このところそれらの楽しみがなくなってしまった。「エール」は6月27日をもって、撮りためたビデオが底をついてしまい、翌週からは最初に戻っての再放送となってしまった。一度見たものなどちっとも面白くない。一方のコロナ禍も、患者数が増加に転じ、収束の見通しは立っていない。その深刻な状況など、「Live News」といえども楽しみに待つようなものではない。

 

 一方、ここ数日の豪雨被害は惨状を極めている。まさに、明日は我が身であり、このような現実も知っておく義務がありそうだが、できれば知らないですませたい。昨今、一日の大半がそれらのニュースに割かれ、胸がときめくような番組はどこにも見られない。いまのところ、外で花でも楽しむのが一番のようだ。